平成28年度(2016)。さいたま市都市経営戦略会議(10月から3月)。第9回平成29年1月31日(火曜日)。議題(2) 七里駅橋上化駅舎・自由通路の整備事業についてで検討され了承された時の資料が七里駅橋上駅舎・自由通路の整備事業について(案)である。
(- ゛-) ぱふ
さいたま市区画整理支援課に七里橋上駅舎と自由通路の事業計画書を貰いたいと言うとネット上にあるこの資料を示される。案ではなく決定した具体的な資料を頂きたいと言うと無いと言う。
この資料がさいたま市の重要案件などを検討するさいたま市都市経営戦略会議でも出されこの資料により決定したことを知る。
たったこれだけの資料で99%以上さいたま市が税金を出すことになる。
七里駅橋上駅舎・自由通路の整備事業
・総額は28億1千270万円
・さいたま市負担金は27億9千百45万4千円
・東武鉄道負担金は2千百24万6千円
「はぁ~?」
最初この金額の負担割合を見た時は桁を読み間違えたかと思った。念の為に区画整理支援課に確認をすると合っていた。この負担割合は通常では有りえない。なんらかの理由が無いとない。
もしこれが普通ですと言うなら全ての駅がそうなってるはずだ。
資料としては未確認だが大宮公園駅は東武鉄道が負担している。そんな言い方で聞いている。この負担割合の差の理由が現在不明なのです。
地域の要望や要望書の話題が会議録や議会記録にはあるのですが現物がない。未だ開示請求を出しても確認できないのです。
橋上化を求めた要望書が無いのです。
役人の行動心理としては無いことが不自然である。
さいたま市負担金は27億9千百45万4千円ですからね。
出す理由が無く出したら賠償問題になる。
慎重に記録を残すだろう。
これから何回かに分けて七里駅橋上駅舎・自由通路の整備事業について(案)を読みんで見ます。すでに何回か読み多くが違うことを知っています。もし私の解釈が違うとさいたま市が言うならこの資料の根拠データー(資料)を頂きたいですね。
出せないでしょう。
要求しちゃいましょうかね~。
いじわるな心が芽生えます。
「むふ」。
では資料の
<<背景>>
1.駅舎・自由通路に対するさいたま市の計画方針
さいたま市総合復興計画による方針
・鉄道やバスなどの公共交通網の充実による利便性の向上、(中略)、交通需要に応じた総合交通体系の確立を図ります。(基本構想)
・駅前広場(中略)の整備等により、鉄道駅周辺の交通結節機能の充実・強化を図るとともに、鉄道駅舎その周辺におけるバリアフリー化を促進します。(後期基本計画)
・子供から高齢者までが移動しやすい、電車・バス・自転車による交通網の充実と、駅や区役所などへ主要施設へのアクセス性の向上 駅周辺の活性化(見沼区将来像)
この3つが書かれています。
・1つ目の分割1:鉄道やバスなどの公共交通網の充実による利便性の向上、(中略)、
*私の意見:公共交通網の充実と駅舎橋上化と自由通路は何の因果関係もありません。東京駅や新宿駅。さいたま市なら大宮駅みたいな都心中心部にある駅なら土地の効率的な利用をせざる得ないので公共交通網を整える上で橋上化もあり得るでしょう。
七里駅は違います。交通網の充実を図るにしても地上駅で作るのが適した地です。七里駅北側は駅前に家も無い土地ですからね。
・1つ目の分割2:交通需要に応じた総合交通体系の確立を図ります。(基本構想)
*私の意見:交通需要とは何を指すのでしょうか?東大宮駅近くにあった東大宮メディカルセンターは見沼区から北区に転居。利用していた多くのお年寄りは困ってしまう。議員の要望によりメディカルセンター行のバスがようやく走ったと聞いています。
見沼区役所を利用するのは見沼区の人です。駅の橋上化と利用者の需要は関係ないことは明白である。電車で見沼区の人が見沼区内の目的地に行くことはほとんどない。見沼区役所に行くのに見沼区の人でどれだけの人が鉄道を使うのか?区内の循環バスを充実させる区民の声のが高いはず。
なんら七里駅橋上化とは関係ありません。
・2つ目の分割1:駅前広場(中略)の整備等により、鉄道駅周辺の交通結節機能の充実・強化を図る
*私の意見:まずは交通結節点とは何かを説明しましょう。目的に合わせて複数の交通機関を利用する。乗り換え乗り継ぎを行う場所や施設のことを交通結節点と言ようである。橋上化と交通結節点は関係ありません。地域の事情に応じた様々な交通結節点があるからです。
参考資料:国土交通省
・2つ目の分割2:鉄道駅舎その周辺におけるバリアフリー化を促進します。(後期基本計画)
*私の意見:鉄道駅舎のバリアフリーは橋上化とは違います。特に小さな駅は地上駅によるバリアフリー化が適切である。世界中で小さな駅まで橋上化するのは日本だけでしょう。橋上化する理由が無い場所に日本では公共事業化して税金が投入されます。
七里駅は平成21年度にさいたま市のバリアフリーの補助金が出されています。エスカレーター・エレベーター・スロープ・障害者用トイレなどの整備として税がすでに投入されている駅です。便利な駅なのです。
駅前広場はさいたま市の都市計画道路として整備されます。さいたま市にもまちづくり条例があります。道路を作るにあたり歩道作りや道路作りなどバリアフリー化することは決まっているのです。
改めて書くならまちづくり条例が出来た後で新たな改良点が確認されてるはずです。歩道のタイルにしても雨で濡れてもすべらないもの。必要性が確認されてます。バリアフリーの考えが誰でもがと言う言葉を使うユニバーサルデザインの方向へ動いてるのです。踏切もフラットな踏切に現在は改善されてるのです。
バリアフリーと駅舎橋上化は関係ありません。
・3つ目の分割1:子供から高齢者までが移動しやすい
道路に歩道橋があっても高齢者は歩道橋を使いません。これは行動心理を考えればわかることです。寄りたいお店がある駅ビルがあるなら利用するでしょう。七里駅の南北自由通路は道路である。歩道になるのでお店はできません。壁と屋根の付いた40m歩道橋です。利用しないことが想定されます。移動しやすさを考えたら駅事務所近くに歩行者専用踏切を作るべきです。
子供を連れ親御さんが南北を渡って利用する時。歩いて渡りますか?家から自転車で動き回ってるはずです。南北自由通路は自転車通行禁止である。地域の人では無く他の地域から電車で来る人が利用するだけ。
七里駅橋上化は地域の高齢者や子供の利用を想定していない。
・3つ目の分割2:電車・バス・自転車による交通網の充実と、
交通網の壁になるのが駅舎の橋上化である。都心中心部でもない場所。地上で乗り継ぎや乗り換えができる駅。この利点をわざわざ壊すことが変である。
低予算で交通結節点が作れる地域で高予算を使う。これでは公共事業を行うための事業にしか見えない。
橋上化の理由にはなりません。
・3つ目の分割3:駅や区役所などへ主要施設へのアクセス性の向上
見沼区民で区役所に行くのに電車で行く人は少ない。大和田駅から見沼区役所まで行くのと七里駅前から見沼区役所へ行くのとそうかわらないからである。アクセスの向上は電車ではなくバスなのである。見沼区内の主要施設も同じである。
電車の利用は区外への移動である。または区外から来訪する人である。
駅舎橋上化と主要施設や区役所へのアクセス向上は関係ありません。
・駅周辺の活性化(見沼区将来像)
見沼区には3つの駅があります。そのひとつが現在橋上化された駅です。JR東大宮駅です。橋上化により東西が分断されています。私は東側を利用する人です。西側駅前にはほとんど行きません。橋上化は地域を分断することの見本が同じ見沼区にあるのです。
橋上化により地域の分断が現在より明確になる。このどこが駅周辺の活性化なのでしょう?机上の上で作文を書いてるだけですね。
駅が新しくなってと勘違いしてる人に説明をする。橋上化すると駅の反対側に行きませんよ。東大宮駅の例を示すと「はっ」とする。そんな人たちが多いのです。多くの人が実体験してるからです。
今回は背景の中の計画方針を読み書いて見ました。
この背景を読んでさいたま市の重要事項を決定するさいたま市都市経営戦略会議。最高決定機関で決定したことに驚く。
首を傾げてしまいます。
ミ((((( ̄○ ̄) カクン
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■ご紹介
大内 進
手と目でみる教材ライブラリー
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○日本文教出版Webマガジン「形 Forme 」No.316
手と目でみる教材ライブラリーは楽しさと学びの宝庫 | Spotlite
ラジオ日本「小鳩の愛~eye~(AM1422)」に出演しました。
ラジオ日本 「小鳩の愛」のサイト、ポッドキャスト欄でお聞きいただけます。
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