「なんで反対をしないのか」。「ヨーロッパなら大きな声を出して抗議している」。怒りを表に出せないもどかしさ。静かな怒りを語っていた方を見て気の毒に感じてしまった。
(- ゛-) ドウカン。
お会いしたのは初めての方である。七里の桜の会の会員の方なのだろう。七里駅の北側西の樹木が一昨日から伐採される。
七里の桜の木と呼んでいるのは七里駅北側東の3本の桜の木のことである。この木とは別の樹木の話しである。
私が驚いたのは七里駅北側西の樹木が切られたことではない。会員の方と思われる方が七里駅北側西の樹木の伐採。七里の桜を守る会が反対をしていないことをこの方は知らないことに驚いた。
この方は毎日散歩で七里駅北側を歩いていると言う方だ。駅周辺の近所の方なのだろう。近所の方なら会合に参加して頂いたり資料を渡すこことは簡単である。
会の運営に携わる人たちの反省点だな。
市民運動の基礎は会員の意見交換である。
本来はその意見交換の中から方向性を修正しながら会は運営していきます。会を運営するって大変なのです。民主主義って手間がかかるのです。
会の運営する人たちの中では当たり前となってしまっていること。会員の方は全く知らないことが多いと感じている。私は昨年の11月から今年の3月27日の七里のさくら祭りまで。毎週のように七里の桜を守る会の相談会に顔を出していたので運営側と会員の方の思いの違いがわかります。
今回の七里駅北側西の樹木のこと。これなどはまさに会員で知らない人は多いだろう。
反対運動の中に七里駅北側西の樹木は入ってないのです。
先日6月20日。七里の桜を守る会の第1回総会が開かれる。私は会員ではありません。総会に呼ばれたので撮影を兼ねて参加させて頂きました。
この時にもお会いしたのが初めての七里の桜を守る会の方が何人もいた。その方たちの質問が非常に的を当ていた。
交渉相手や交渉内容など・・。
「しっくり来ない」と言うのです。
運動の目的・誰と交渉するのか・・。
首を傾げながら交渉を担ってきた会の方たちに質問をしていた。この光景と昨日お会いした方。なんで声を出して抗議しないんだと怒りを内に抑えながら語る方がダブってミエタ。
ようするに運動の基本的な目的や交渉相手は誰なのか。会の中で合意形成ができていなにので起きてしまっているのである。
人が集まれば全ての人の考えを取り入れることはできない。だから意見を交換することが重要になります。日本人はこれが下手なのである。
私は七里の桜の会の会員ではないが総会で特別幹事に推薦され了承される。外部の相談役みたいな役割のようだ。
外部の人として意見を言う役割なのでOPENにして書かせていただきます。
市民運動はOPENが原則ですからね。
この七里の桜を守る会の第1回総会。総会参加者に提案議題は了承され終了されている。たぶん何が了承されたか具体的な内容を理解してる会員はほとんどいないだろう。
日本人らしくわけがわからんでも和を大切にして総会は終了している。
拍手で終わってます。
会の運動の方向性に今回伐採された七里駅北側西の樹木を守ることは入っていない。それどころか3本の桜の木の交渉も誰と交渉するのかも総会では明確になっていない。会員の質問に対して答えは出せない中で時間が切れています。
なぜこんな基本的なことも明確にできず1年以上時間が過ぎたのか。
これはしばらくこの会を見つめて来た私にも不思議なのです。
ひとつはさいたま市役所のこの会への対応と関係があると思っている。この会を騙しまくって来たのがさいたま市役所である。区画整理支援課である。
はっきりともう一度書きましょう。
さいたま市役所は七里の桜を守る会を騙して来た。それどころか役所は市議会も騙して来た。新聞社も騙して来たと言ってイイ。
「きっぱり!」
何を騙したのか?
わかりやすいのは七里駅北側特定土地区画整理事業。この区画整理で桜の木は伐採されます。組合施行と言ってまるで民間が自分たちで決めて行ってると言うイメージをさいたま市は作って来た。さいたま市は関係ないというスタンスを取り続けて来た。
これはまったくの嘘であることが最近判明している。
この嘘ですら確認するのに私は半年かかってる。
●平成14年7月5日。埼玉県から七里駅北側特定土地区画整理組合が認可された。この認可からさいたま市が出資する土地区画整理協会が組合と契約してお金を貰い事務代行を行っている。現在さいたま市出資の協会が主導して区画整理事業が進められています。
問題は認可前。県への事業計画書の作成・提出。誰がやったのでしょう?
市の出資法人である土地区画整理協会。組合の準備委員会と契約もしてないと言う。協会認可前は正式にかかわっていないとのこと。さいたま市(旧大宮市)が主導して組合準備委員会が了承して事業計画を県に出したとのこと。
ようするに・・。七里の桜の木。切ることを決めたのはさいたま市(旧大宮市)だと言うことである。
埼玉県へ組合認可申請をした事業計画書。この時の設計図を見ると七里の桜の木。すでに切られることが前提の図面になっていることが確認できる。
図面ファイル名:設計図・さいたま市都市計画事業七里駅北側特定土地区画整理事業
これを作成したのがさいたま市(旧大宮市)なのです。正確には2001年5月に合併してさいたま市になっています。この合併の日付が重要です。さいたま市になってから埼玉県知事へ土地区画整理組合設立認可申請書を平成14年(2002年)2月6日提出(さいたま市経由)しているのです。
*さいたま市七里駅北側特定土地区画整理組合理事長の名で作成された組合設立までの経緯の日付では2月6日に県へ申請しているとなっている。同じ組合理事長名で実際に知事に送付した申請書は2月1日になっている。2月6日の記録は初代組合理事長の組合設立までの経緯に書いてある。同じ2月1日。東武鉄道にさいたま市の交通局が初訪問。七里駅の橋上化が話し合われている。この同時に動いてるとみられるのを隠したかったのか?
「BU~N・BUN」。
偶然に乾杯。
そして日付が2つあることにも乾杯。
合併後のさいたま市が七里駅北側の組合認可申請を行っています。さいたま市が七里の桜の木を切ることを決めたのである。
「なっ」。
事実確認をするとそうなるのです。
しかも桜の木のある土地。元々鉄道用地である。鉄道用地は区画整理対象外なのです。区画整理法95条で守られていたのです。わざわざ東武鉄道が資産活用の為に区画整理の範囲を変えることをさいたま市との話しあいの中で申し出る。
これが2000年の9月14日なのです。
さいたま市の出資する土地区画整理協会が言うには・・。区画整理の範囲を変えること(地区界変更)は協会にはできませんとのこと。この事実から協会が主導の立場ではないと言う説明である。さいたま市(旧大宮市)が組合認可前は行ったことですと先日電話にて明確に説明して頂いている。(録音あり)。
未だにこんな有様である。
誰と交渉するのか。
七里の桜を守る会の総会の時。質問をしたのは七里北側特定土地区画組合の組合員の方である。しかも組合総代と言う立場の方でも七里の桜を守る会の会員になり質問をしている。誰が交渉相手なのか。
騙して来たのはさいたま市なのである。
交渉相手は騙したさいたま市である。
図面を描いたのがさいたま市だ。
何か間違いがありましたら連絡ください。
さいたま市さん。間違いは修正に応じますよ。
文責:斉藤吉智(よしとも)
ミ((((( ̄○ ̄) どすこい!
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■ご紹介
大内 進
手と目でみる教材ライブラリー
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○日本文教出版Webマガジン「形 Forme 」No.316
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ラジオ日本「小鳩の愛~eye~(AM1422)」に出演しました。
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