読めば読むほどおかしな記録である。昨年(2020)の9月14日。さいたま市議会まちづくり委員会で吉田一郎議員が質問。七里駅北側にある桜の木の伐採に付いて質問が行われた。さいたま市は組合施行を理由に組合が決めたと回答。
(- ゛-) でこぴーん!
20年前の同じ日2000年9月14日。さいたま市(旧大宮市)と東武鉄道の協議記録がある。この日に東武鉄道が七里駅北側の桜の木のある鉄道用地を区画整理範囲内に入れたいと発言が記録されている。
誰が桜の木を切ることを決めたのか?さいたま市と東武鉄道と組合準備委員会(役員)である。組合施行であたかも自分らの土地を自分らのお金で行ってるような錯覚を与えるが違う。元々鉄道用地は区画整理法95条で守られているのである。区画整理に入れる必要が無い。
それをわざわざ一般宅地と同じ扱いにした。
理由は鉄道用地のロンダリングでしょう。
なぜさいたま市は認めたのか?
ここが重要な疑問点だ!
では今日も公文書を読みましょ。
-----公文章を読む
3.次回会議に向けた協議又は調査事項
(1)東武鉄道と県道東門前蓮田線が交差する踏切付近の区画整理地区界の歩行者専用道路の幅員5mの取り扱いについて、安全確保の観点から、レールから最低4m離さなければならないことになっている。幅員5mの歩行者専用道路を確保できなくなる恐れがある。
この条件を満たすと、幅員5mの歩行者専用道路が確保できなくなる可能性がある。どうしても幅員を5m確保しなければならないとした場合には、東武鉄道の担当課と細部にわたって協議する。
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●私の意見
区画整理は白紙から図面を描けます。この図面の歩道と歩道に挟まれた道が県道東門前蓮田線である。この歩道が5mで計画されてます。レールから道路は最低4m離さなければならない。元々離れてないのである。
そこにまた同じように歩道が描かれる。ここが意味不明である。さらに歩道の先は6mの車道。区画整理をしてるのにこの図面?
変である。
普通はここに道路は描きません。
こう言う場所は公園にしてしまうのが設計上は自然なのです。土地の状況に応じて細長い公園を作るのはよくあるのです。逆に駅前に公園があり遊歩道がありベンチがあると公園の前のお店が繁盛するのです。
自由が丘のマリクレール通り。ここも細長い公園がある。川があった上に細長い公園を作っています。公園でくつろぎながら周囲のお店で買い物。自由が丘の中でも一等地になっている。どぶ川のあった付近が一等地になったのだ。
この図面を見た第一印象は不自然。無理に6m道路を入れたことがわかる。元々6m道路の場所は鉄道用地である。
鉄道用地として残すべき場所なのである。
もし鉄道用地として残さないなら公園にするのが一番自然に描けます。5mの歩道を公園内の遊歩道にすればイイだけですからね。
設計は人の導線を考えて行います。意味なく描きません。どんな意図がありこの図面になったのか?未だにきちんとした説明をさいたま市は行っていない。
組合施行を悪用してさいたま市は関係ないと言う位置に立とうとしている。東武鉄道とさいたま市の協議記録を読むとリードしてるのはさいたま市と東武鉄道である。組合準備委員会(役員)が図面を描いてるのではないことが透けて見える。
元々区画整理法95条の適用があった。鉄道用地はそのまま残されたのである。さいたま市区画整理支援課は昨年の11月15日。駅前も全て区画整理の範囲なので東武鉄道も区画整理に参加したと説明している。
さいたま市はなぜここまで嘘をつきまくるのか?
組織として理由があるのである。
個人の判断ではありません。
その理由が七里駅の橋上化も行わせてるのでしょう。橋上化する意味も無いのです。鉄道用地を区画整理内に地区界を変えてまで入れる。たったの4mの踏切を渡るのに駅を橋上化して40mの歩道橋(南北自由通路)を作る。
笑い話ではありません。
理由が無く公金が支出されているのです。
-----公文書を読む
(2)区画整理地区界の変更によって編入される土地について、換地する際に支障があるので、地下埋蔵物の有無を東武鉄道(株)で調査する。
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●私の意見
区画整理の範囲変更が決定する前から地下埋蔵物の有無を東武鉄道は調査。このことが物語るのはすでに筋書きが出来てると言うことである。調査はお金がかかるのです。東武鉄道に取ってメリットのあることだから動きが速いのが透けて見える。「・・・」。
年表を見るとわかりやすい。
凄い速さで動いたことがわかる。
■平成12年7月2日(2000年)
七里駅北側地区土地区画整理事業組合設立準備委員会結成以降現在まで 準備委員会33回開催
*この準備委員会が無理をした結果が記録に残ってる。
賛成しないと村八分にする。そんな記録が都市審議会記録にある。
■平成12年7月27日(2000年)
東武鉄道(株)関係機関協議(1)
*旧大宮市議会質問にて橋上化で検討したと記載あり。
東武鉄道が地区界(区画整理の範囲)決定の時期を聞いている。
■平成12年9月14日(脚色された資料)。
東武鉄道(株)関係機関協議(2)
*区画整理の地区界変更を申し出る。
*七里の桜の木の運命が決まった日
●平成12年10月~平成13年1月
(2000年から2001年)
基本計画図面(素案)の説明会実施
基本計画図面(修正)の説明会実施
■平成12年10月~平成13年2月
(2000年から2001年)
事業計画(案)及び定款(案)の作成
*この事業計画は現在も変わっていない。
変わったのは予定が伸びているので
予算額が変更しているだけ。
コツコツとくさびを打つ
少しずつひびが入り
ミ((((( ̄○ ̄) パカ
*応援してる会のブログです。
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*年1回作成し広く知って頂く取り組み。
■ご紹介
大内 進
手と目でみる教材ライブラリー
以下のサイトに当ライブラリー及び「手でみる絵」の取り組みが紹介されています。
○日本文教出版Webマガジン「形 Forme 」No.316
手と目でみる教材ライブラリーは楽しさと学びの宝庫 | Spotlite
ラジオ日本「小鳩の愛~eye~(AM1422)」に出演しました。
ラジオ日本 「小鳩の愛」のサイト、ポッドキャスト欄でお聞きいただけます。
○Webマガジンに「学びと」”学び!と共生社会” に執筆しています。
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