読めば読むほど色々見えてくる。平成12年9月14日。七里の桜の木が伐採される運命が決まった日と言えるだろう。七里駅前の桜の木のある土地。鉄道用地から一般宅地と同様の現地換地を東武鉄道がさいたま市へ伝えた日だ。
(- ゛-) ゴルゴダの丘
ゴルゴダの丘とはキリストが磔にされ多くの人の罪を背負い亡くなった場所だ。ふと書きながらゴルゴダの丘が頭に浮かぶ。
「ジーザス」。
-----公文書を読む
2. 仮に、七里駅付近に隣接する区画整理の地区界変更をした場合の取扱いについて
(旧大宮市発言)
先日 (平成12年7月27日) の会議のなかで、東武鉄道(株)側から「東武鉄道と隣接する区画整理の地区界を変更することも可能。」という質問があったが、その趣旨を説明していただきたい。
(東武鉄道発言)
区画整理事業に対して何らかのお役に立てればと考えて、図面<<別図参照>> に示すとおり隣接する区画整理の地区界の変更をお願いしたい。面積は約5000立方メートルある。
区画整理法95条の適用を受けず、一般宅地と同様の取扱いで現地換地をしていただければと考えている。
(旧大宮市発言)
従前地の評価に応じて換地すると、駅前広場と言う立地条件を考慮すると相当きつい減歩になることが考えられる。
東武鉄道(株)所有地を地区編入すると一権利者になる。その立場で換地設計時の参考にしたいので、土地利用計画について何か考えてるいればお話し願いたい。
(東武鉄道発言)
現時点では、将来の土地利用計画までは考えていない。
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●私の意見
不開示決定が届く(令和3年5月21日・見7)。内容は七里駅北側の区画整理の地区界(区画整理の範囲)がどう変わったかわかる資料の開示である。
不思議なのだが地区界変更って重要な資料なのに無い。まるで重要な資料を隠しているようにも見えます。だから不思議なのです。
東武鉄道が区画整理の範囲を変えて区画整理法95条の適用を受けず、一般宅地同様の扱いを受けるようにした場所。なぜか6mの道路となります。そして残りは宅地として割り当てられる。
この6mの道路と接する宅地となる場所に七里の桜の木がある。ようするに東武鉄道が地区界を変えたことから七里の桜の木は切られる運命となる。
桜の木のある土地を区画整理の範囲に入れたことにより東武鉄道は鉄道用地を一般の土地として活用できる。資産化させたのである。減歩50%や貢献したいなどと言うまるで美談のような書き方をしているが違う。鉄道用地は鉄道以外には使えない。これを区画整理の範囲に入れることにより資産に変えたのだ。
鉄道用地のロンダリングである。
なぜさいたま市(旧大宮市)も乗ったのか。透けて見えるのが七里駅橋上化を進めた時のコストだ。昼間も作業するとコストがかなり安くなることの記述が東武鉄道との協議の記録の中に書かれている。このコストを下げる為に乗ったのだろう。
ヤードを入れる為に6m道路を図面に入れた。
道路を線路沿いに作る理由が無いのです。区画整理は白紙から作れます。線路の中心から道路は最低4m離さなければならない。ルールがあるのに線路沿いにわざわざ道路を新たに作ることは無いのです。
普通は公園を作り中に遊歩道を作ればイイはず。どう見ても一番作りやすい設計はこのかたちである。わざわざ6m道路を線路沿いになぜ作るのか?
さいたま市は駅舎橋上化工事の時のヤードが欲しかったのだろう。
こう考えると筋書きがよくわかる。
問題はなぜさいたま市はここまで橋上化に拘るのか。
誰も橋上化を求めていない。
橋上化の要望書なんてひとつもない。
橋上化を求めたアンケートの実物も無い。
道路法31条(道路と鉄道の交差)により原則として立体交差と回答を頂いてるがこれも違うのです。道路の交通量が少ない道や電車の本数が多くない場所は立体交差は必要ない。
なぜ突然さいたま市は橋上化を進めたのか。
ここが急所だな。
平成14年さいたま市の相川市長(協議)と根津東武鉄道社長(回答)の書簡のやり取り。この時の協議と回答が七里駅橋上化を進める上で前提として置かれている。
この時の理由が地域の人の要望とバリアフリーと旧大宮市時代に新藤市長が橋上化で回答していることの記載がある。
地域の要望書も新藤市長の議会答弁も現在確認できない。議会記録もなぜか探しても確認できない状態である。議会記録は全て大宮図書館に保管されています。不思議である。
バリアフリーも変なのです。すでに七里駅はさいたま市のバリアフリー補助金が入り便利な駅になっています。
ようするに橋上化の理由が現在無い。
無いのです。
-----公文書を読む
(旧大宮市発言)
大宮市議会で市長は、 「大和田駅と併せて七里駅舎の橋上化を東武鉄道 によう望したい」と回答しているが、七里駅舎の橋上化についてはどう考え ているのか。
(東武鉄道発言)
交通政策全体の要望として、混雑緩和とが線路の復々線化 バリヤフリー 化などの内容ではいただいているが、 具体的に七里駅北口を開設するという趣旨の要望はいただいていない。
(旧大宮市発言)
区画整理事業で七里駅北口広場を設置する。 そのために駅北口を開設して いただきたいという趣旨の要望を文書で提出する必要があるということか。
(東武鉄道発言)
具体的に駅北口の開設要望書でいただいてから、内部で検討をしたい。
(旧大宮市発言)
このことについては、要望書を提出する方向で早急に検討をしたい。
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●私の意見
2000年9月14日時点で東武鉄道に七里駅北口開設の要望書は出されてないことが確認できる。橋上化の要望書も出されてないのである。
この会議の日。2000年9月14日から相川さいたま市長が根津東武鉄道社長へ書簡(協議)を出した2002年3月6日までの間。市民から七里駅に関する要望書が出されたのか?
出されてないはずである。
私はこの期間。OMIYAばりあフリー研究会の事務局長をしている。旧大宮市からバリアフリーに関して話しを聞かれる位置にいた。
まったく市から相談も無い。
同じ頃。現在の北区役所周辺のまちづくりに協力をしていた。さいたま市(旧大宮市)と関係を密接に持っていた時なのです。
2001年7月15日以降から同年10月までの間に東武鉄道から七里駅橋上化が決まった話しを聞く。どこで誰が何を決めたのか?私は反対を伝えているのです。
誰が橋上化を何の為に進めたのか?
さいたま市は七里駅の橋上化と南北自由通路建設に約28億円出します。東武鉄道は1%も出しません。なぜ多額のさいたま市民の税金を出すのか?
理由が明確にならなければ市民への背任行為である。
公金は理由なく支出できません。
監査請求対象になる。
市議会まちづくり委員会で全員賛成で通過。この時の説明資料は問題があります。駅の利用者数が増えるような錯覚が書かれていたりします。地平駅舎と踏切が入った比較もありません。橋上化だけを提示して市議会まちづくり委員会の了承を得てるのです。
なぜ橋上化なのか?
この理由を明らかにする必要があります。
急所が明確になりました。
金蹴り!
ミ((((( ̄○ ̄) イタッ
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大内 進
手と目でみる教材ライブラリー
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○日本文教出版Webマガジン「形 Forme 」No.316
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