2020年1月28日火曜日

倒産時代と世界一のバリアフリー

山形にある創業320年の老舗百貨店大沼が破産。昨年の10月から始まった消費税増税後。売り上げが下がってしまったようだ。都会では見えない地方都市の実情が透けて見えます。


(- ゛-) みえ


10年前の2010年の夏。東北一周旅行をする。東北の都市をひとつひとつ一周しながら見て回ったことを思い出す。旅行好きですからあちこち行きます。お休み期間と言うこともあったのでしょう。街の中心部はガラーンとしていた。



山形県米沢市の百貨店大沼の写真です


唯一人が沢山集まっていたのが道の駅。道の駅が地域のモールになっていた。もし日常的に人が集まる場になっていたら地域の商店街は厳しいだろうと思いましたね。日本は都市づくりができない国ですから。


1994年から1995年。欧州を旅した時に見て回ったひとつが中心地の市場と新しく作られたモールである。1年の旅である。毎日3回食べます。自然に各国の食品を扱う場所に詳しくなります。


記憶に強く残ってるのがフランスの地方都市のモールと中心地の市場だ。日曜日に1週間分の食料をモールに買いに行くのです。中心地の市場は影響がないわけがない。


中心地の広場では同じ日曜日に産直商品を売る市場(マルシェ)が開かれていた。値段は高いのですが人気がありましたね。なんとなく棲み分けが行われてるのかなと思った。


恵比寿ガーデンプレスのマルシェの写真です


どう言う仕組みなのか棲み分けを感じることがある。当時フランスではコンビニは見た記憶が無い。トルコ系の移民の人が夜遅くまで小さなお店を開けてるのは見かけた。


日本の場合は棲み分けが見えない。ようするにビジョンを示せる人がいないのだろう。競争が市民生活に悪影響を与えてしまうことが多い。無能な政治家だらけだと言うことだ。


道の駅が中心地の空洞化を進めるなら問題なのである。公的資金なども投入されますから不公平競争になりかねない。特に日本は超高齢化社会に入っています。どのような街づくりをするかはとても重要なのです。


日本では2000年から施設から地域へと国の方針の大改革が行われた。ようするに地域でお年寄りも暮らせる社会の実現である。この考えをベースにして2020年へ向けて歩んだのです。4人にひとりが高齢者になると2000年にはすでに示され計画が進められた。


どうですか?お年寄りが住みやすい街になってますか?電柱の地中化や段差の少ない歩道などバリアフリーの設備は進んだでしょう。世界一のバリアフリー国日本。綺麗な街にお店が無い。人が歩かない。そんな地域も多いでしょう。


茨木県坂東市の商店街


日本はおバカな国ですよね。何の為に歩道を直したり電柱を地中化したりしたのでしょう。そこに人が暮らすと言う絵が描けていない。そんなことはないのでしょうか?


地方都市の百貨店が閉鎖。街自体は区画された立派な地域が多い。道路などの公共事業だけ補助金がばらまかれるスタイル。そろそろやめた方がイイ。人にお金を使い消費を促す中で必要なバリアフリーを進める。あたりまえのことをすべきである。


こんなことは20年前から言ったり書いてることである。知識としては多くの人が知ることだ。日本に足りないのはまともな政治家である。国民が必要な人を選ばなかったから現在の日本がある。どうでもいい奴を落とす時代にしないとね。


無能と言うのは自分が無能だとわからない。人々を幸せにするという発想すらない。2000年からの20年間で日本に住んでいて良かったと思えますか?政治だけでなく経済も3流に落ちている。


世界一のバリアフリーの国なのに・・。お買い物はチェーン店しか生き残れなくなっている。どんな日本を描いているのでしょうか?答えは何も描いていないでしょう。バカとはそう言うものですから。目の前の小銭にしか目がいかないのである。


笑うしかありません


ミ((((( ̄○ ̄)   はははのは~


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